PRIUS MANIA ---プリウスマニア---

メリット

まずはメリットを見てみましょう。

エンジンの出力に関しては、高負荷運転を考慮しての設定となるため、低速度では必ずしも効率が高いとは言えませんが、ガソリンエンジンは軽負荷では効果が著しく低下します。
そこで、低速域や軽負荷領域においては効率の低いエンジンを停止し、電気モーターのみで走行することにより燃費の向上と有害排出物の低減が可能となります。
回生ブレーキと呼ばれる減速時に電動機を電磁誘導発電機として用いることにより運動エネルギーを電気エネルギーに変換して二次電池として蓄えることにより、エネルギー効率を向上できます。

しくみについては少し難しい点もありますが、燃費と環境性能の向上が同時に実現できるようなシステムが採用されているという事が言えます。

その他のポイントは箇条書きにしてみました。

・ガソリンエンジン車同様、燃料補給のみで使用できるため、新たなインフラ整備が不要。
・低回転トルクに優れる電気モーターを使用し、効率的に発進、加速が可能。
・モーター動力のみで駆動できる極低速時や停止中のエアコン使用時において、バイブリッドビークルバッテリーの充電があればエンジンを停止できる。(アイドリングストップ)
・減速時にエンジンを停止し、モーターで運動エネルギーを発電・回収・充電が可能な回生ブレーキを搭載することにより、ブレーキパッドの摩耗を抑えられる。
・シリーズ・パラレルハイブリッド方式を採用し、速度域や加速・減速などの条件変化により頻繁に切り替えを行う。
エンジンのみ、モーターのみ、エンジンとモーターの併用という3パターンの組み合わせにより燃費効率を上げる。
・電気モーターのみではなく、ガソリンエンジンを併用することにより、外部から給電する必要なく、エンジン動力や回生ブレーキから発生する電力で充電が可能。