デメリット

次にデメリットを見てみましょう。

・ハイブリッドのシステムとガソリンエンジンのシステムを一台の車に搭載することにより、車体の重量が増加。
・燃費の計測環境の違いにより、カタログに記載される燃費と実際の燃費の差が大きい。
・ストップ＆ゴーを繰り返す市街地走行では長所を発揮するが、アップダウンの激しい山道などにおいては性能を十分に活かせない。
・モーターやバッテリーに使用されるレアメタルヤコバルトなどの鉱物の産地が偏り、資源確保が困難。
・軽い事故でもシステムにダメージを与えやすい。
・バッテリーやインバーター素子を含むハイブリッドシステム部品の製造や廃棄に伴う有害物質の排出量がガソリン車よりも多い。
・車両やエンジン本体の寿命よりもハイブリッドシステム用部品の寿命が短く、交換が必要となる。
・走行音が極端に小さく、歩行者に気付かれないために、音で判断することの多い視覚障害者に危険を及ぼす可能性がある。

走行音に関しては、それがメリットでもありデメリットでもあるというのが現状です。騒音問題のある一方で、静かすぎて危ないと言った場面もありますので、難しい問題かもしれませんね。