防音効果が高い
プリウスの魅力は燃費だけではありません。静かな走行音も大きな魅力の一つです。静粛性の高さというのは、クルマの重要な要素の一つです。しかし、エンジンが小さい小型車の場合は、静粛性を高めようとボディを厚くしたり、防音材を配置したりすると、クルマが重くなってしまい、今度は動力性能に問題が生じてしまいます。
そのために小型車に高い静粛性を求めるのは難しいとされています。それに対して、クラウンやレクサスのような、エンジンに余裕のある高級車であれば、防音を綿密に行っているので、相当な静けさが保たれています。
ところが、プリウスは小型車であるにも関わらず、非常に走行音が静かなのです。特に走り出しや、低速走行のときは、モーターで動いているので、エンジン音がしません。
初めてプリウスに乗った人は、まずこの静かな走り出しに衝撃を受けるのです。もちろん、高速時や急加速のときなど、エンジンが回ればそれなりの音になりますので、高級車のように最初から最後まで静かというわけではありませんが、街中などよく使用する速度域での静けさはプリウスの大きな魅力の一つなのです。エンジン音が小さいと、逆にロードノイズが目立つようになるので、タイヤも単にエコタイヤよりも、転がり抵抗が小さく静粛性が高いタイヤを選ぶとさらに静粛性が高まることでしょう。